PFASと不動産
PFAS(有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物の総称)が全国各地の水道水から検出され、大きな話題となっています。
1万種類以上の物質があるとされ、水や油をはじき熱にも強い特徴などから幅広い用途で使用されてきました。難分解性・高蓄積性・長距離移動性という性質があり、体に蓄積されやすいことから “永遠の化学物質” とも呼ばれています。
人体への影響はまだ解明されていないことが多いですが、出生体重の低下・発育遅延・妊娠高血圧症候群への影響が高いとされ、乳がん・不妊症・流産などへの影響も指摘されています。
環境省と国土交通省は、全国の自治体や水道事業者に対して2024年度(~9月)までの4年半の▽PFASの水質検査の実施の有無や、▽検出された場合の最大値などについて調査を実施しています。
水道水のPFAS検出状況マップ(2020年4月~2024年9月の最大値を反映)
下記は西播磨地域の2024年度の値を記載しています。
宍粟市:定量下限値未満
姫路市:16ng/L
太子町:9ng/L
たつの市:検査未実施(2023年度は、13ng/L)
相生市:検査未実施(2023年度は、9ng/L)
赤穂市:定量下限値未満(2023年度は、5ng/L)
上郡町:検査未実施(2023年度は、6ng/L)
佐用町:検査未実施(2023年度は、6ng/L)
水道水に関しては上記のようになっていますが、各戸に掘った井戸に関しては不明です。もし気になる場合は、5万円ほどで検査も可能です。
ご不明な場合は当社までご連絡下さいませ。